先ほど、仮眠中に見た短い夢です。
「よっしゃあ。そろそろ行くかな」
私の格好はバイク用の革の上下です。
年格好は、やはり盛んにバイクに乗っていた二十台後半のようです。
よいしょっと、乗り込んだのは、布団の下に敷く厚手のマットでした。
「おいおい。空飛ぶじゅうたんじゃああるまいに」
と思う間も無く、すぐに発進します。
地面に接輪していないので、加速が迅速です。
びゅうっと150キロくらいまでスピードがあがりました。
スゲー!
思わず、マットに掴まろうとしますが、マットだけにハンドルらしきものが付いていませんでした。
仕方なく、マットのカバー布を絞るように握りました。
スピードを上げたまま、首都高に入ります。
「エンジンも見当たらないのに、こいつぁ早いよな」
車の間を、スイスイと飛んでいきます。
しかし、調子に乗りスピードを出し過ぎて、うっかり覆面パトカーを追い越してしまいました。
すぐに、ランプが出て、パトカーが私を追いかけ始めました。
イケネー。
「ヘルメットを被ってねえよな」
(夢の中で、頻繁にバイクに乗るのですが、いつもノーヘルで捕まるのです。)
しかし、このマットって、きっと時速250キロと言わず300キロだって軽いはずだよな。
「振り切っちゃうかな」
きっと、大概のパトカーは振り切れるよな。
幸いなことに、乗ってるのがマットだけに、ナンバーも付いていないんだし。
ここで覚醒。
いったい何を象徴しているのか、サッパリわかりません。