日刊早坂ノボル新聞

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コンサルタントの秘密

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写真はボイスレコーダーで、コンサルタントの必需品です。

契約や交渉の後で、「あの時にこう言った・言わない」という事態が起きないように、いつも数台は持っています。もちろん、写真の品のようなごく一般の電器店で売られているものはあくまで補佐的なもので、メイン機はセカンドバックの中だったり、ペンだったりします。

少し前だと携帯電話の電池の部分に入っていたりもしました。当時は電話機が大きく、電池パックにもサイズ的に余裕がありましたので、廃棄機の裏を削って入れました。
携帯電話の場合、テーブルに置いても違和感がなく、相手の声を収集するのに便利です。
最初から携帯電話型の録音機を売り出せば、コンサルタントだけでなく探偵とか、あるいは通常の営業活動など多様な仕事でも利用できるのではないかと思います。
秋葉原を探せば売っているのかも知れませんんね。あるいは携帯にそれ用の機能(10時間以上録音可能)をつけるとか。すぐ買います。

もちろん録音した情報を取り出すのは滅多にありません。
トラブルがこじれ、裁判沙汰になった時、いよいよ最後と言う局面で使いますが、武器と同じでなるべく使わない方が良いという性質のものになります。
刀だって通常は鞘に入れ、なるべくそこから抜かないようにしますが、それと全く同じです。

トラブルが起きそうな時、そっと録音し保存した上で、資料保存専門の機関に一定期間預けます。
その期間が終了すると単に廃棄されるだけで、別にどうということもないのですが、何か委託者に問題が生じたときには、その機関から裁判所や警察等に録音内容が送られることになります。
それは例え交通事故であっても同じ対応なので、その際には、当面のトラブル相手は、直接的に全く関係が無くともかなりの間調べられることになります(お気の毒)。

コンサルタント的な仕事は、現在は請けなくなっており、こういう機器の必要が無くなったはずですが、今年は既に何度か使いました。
録音している機器に自分の側の失点を記録しないよう、概ね対応の仕方や言葉遣いが丁寧になりますが、
その点では自身の振る舞いを若干改善させる効果があるのかもしれません。
一方、「腰の低い人には気をつけろ」という世間一般のビジネス上の格言(?)は、こういう意味で当たっているように感じます。
世の中はガードの甘い人が大半で、言動は証拠品だらけですので。