日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎病棟日誌 R070607「一番席」

◎病棟日誌 R070607「一番席」
 足腰が悪く、歩くのも大変だから、病院の表玄関の脇にある障害者スペースに車を入れることにした。
 玄関まで五㍍なので、幾らか気が引けたが、なあに、当方だってしっかり障害者だわ。
 だが、さすが玄関前で、駐車場番号が「1番」だ。
 病院では、とにかく早い番号が「縁起が悪い」とされるから、足が少しでも直ったら別の場所に車を置こうと思う。
 「4」とか「9」を嫌うのは健康な人の話で、患者は「1」とか「2」を嫌う。その理由は、「早い番号から順番にあの世に行くから」ということ。病棟名簿では当方は「4番」だが、当方より前の患者はバイパス手術をを複数回経験した人たちだわ。

 この日の穿刺担当の看護師はシングルマザーのTさんだったが、子どものことなどを含めしばらく話をした。
 後で師長が来たが、Tさんとの会話を観ていたらしい。
 「さすが遊び人で、若い女子との会話はお手のものですね」
 朝から下ネタ話をぶっ放したりするので、師長の頭では、当方は遊び人の位置づけらしい。
 「おいおい。俺ほど品行方正な人間はいないよ。せいぜい飲む打つ買うしかしたことがないもの」
 「それですよ。私なんか※※さんの1割も遊んでない」
 ここで閃く。
 「ま、ロクデナシの俺だが、今はテレビで報道を見ると安心する」
 「どういうことですか?」
 「岸田とか石破とか小泉を見ると、『俺でもまだましな方だわ』と思える。岸田みたいにサイコパスではないし、石破みたいに1秒で嘘と分かる嘘はつかない。半日は考えさせる」
 「小泉は地頭が足りないですね。浅知恵が丸わかりです」
 「本人なりに考えているんだろうけれど、知識も経験も足りない。ただ悪意はなく、心底からそう思っている。そこが岸田石破と違うところだ」

 「備蓄米を酒の原料に」か、無知過ぎて怒る気もしない。
 「バーサンたちは小泉が若いってだけで好印象を持つようですね」
 「ジーサン政治家にとっては扱いやすいし、小泉ほど担ぎやすいやつはいないね。もし総理になったら日本は終わるけど。いや、もう終わってるか」
 想像していた以上に、国会議員はバカが多いし、浅知恵で動いている。驚くほどだ。半島のバカ大統領と変わりない。

 「ところで調子が良くなったようですね」
 「いや全然。ま、腰は立たぬし、五分と椅子に座れぬ状態だったことから言えば、それよりはましだとは言える。だけどそれは『よくなった』と言う意味じゃない。死に掛けのジジイであることには変わりない」

 朝、靴下を履く時に椅子に座って屈んでいたら、家人が上からその様子を見て、「ギャハハ。キウイみたい」と笑いやがった。柔らかい毛がぱらぱらと残っている様子がキウイみたいということだが、正真正銘の死に掛けだわ。
 ま、当方がこの世を去る時には、何十人か何百人か道連れを連れて行くつもりなので、今はせっせと裏金でも作っておいてくれ。遣えなくなるけどね。