◎豚の皮膚由来らしい
八月に東京に出掛けたのだが、その時に、あまり足に合わぬ靴を履いて行った。歩いたのは数キロにも満たぬほどだが、踵付近に血腫が出来た。
普通の人なら小さい血豆で済んだだろうが、当方は全身が劣化しているので、足の裏半分が腫れ上がり、青黒くなった。
それから二か月が経ち、血腫が瘡蓋になり、はがれるところまで行ったが、真皮がむき出しなので痛くて堪らない。
依然として、足を引きずっている。
最近、皮膚の再生を促すために、人工の被膜を貼り付けた。これが豚の皮膚組織由来のものだということ。
「こういう感じ」と画像見せたいが、人工皮膚を貼った足は少しグロいので、サポーターの上からにした。
今も左足だけでなく脚全体に痛みが走るが、真皮やその下の神経までやられていたらしい。まだ当分の間は、買い物か通院程度の移動しか出来ない。
豚の生体組織は人間に近いので、あれこれ利用できるようだ。
スゴいと言えばスゴいし、怖いと言えば少しコワい。
そう言えば、「豚の体で人間の組織を培養する」なんて実験もあったが、あれはどうなったのだろうか。
その後の話を絶えて聞かない。