◎夢の話R070522「書籍のよう」
◎夢の話R070522「書籍のよう」
22日の午前三時に観た夢です。
俺は三十台。プロフィールは分からない。
我に返ると、どこかの駅の近くで、女性と一緒にいた。
「三日も置きっぱなしだったから。車の位置が分からない」
女性が自分の車を探している。
どうやら、俺と女性は別々にこの駅に来て、それぞれ別の駐車場に入れた。三日くらいホテルに逗留し、セックスをして過ごしたが、ようやく家に帰るところらしい。
三日間一緒に過ごし、分かったことは「どうもしっくり来ない」ということだった。
男女の関係は書籍本体と箱の関係に似ている。縦横厚さのサイズが合わないとぴたっと嵌らない。さらにそれを本棚のところに仕舞う時にも嵌る嵌らないがある。
大きくても小さくてもしっくりこないわけだが、これは肉艇的な面と精神的な面の両方について言える。
おまけに、書籍と箱が合うかどうかは、入れてみないと分からない。
三日の間、朝から晩までセックスをした。部屋にこもり、話をしてはセックス、飯を食ってはセックス、風呂に入ってはセックスだ。
いい加減疲れたから、家に帰ることにしたが、車に向かう途中で、「俺はこの子とは合わない」ことに気付いた。
箱との相性はよいが、微妙にずれがあるのと、「本棚に入れるスペースがない」ことに気付いたのだった。
相手の駐車場まで一緒に来て、女性が車を探すのを観ていたが、すっかり心が離れていた。
「体の相性は抜群だが、それ以外はA子の方が俺には合うな」
ここではっと気づく。
「ありゃ。俺には目の前のこの子とは別に彼女がいたのか」
すっかり忘れていた。
A子の方とは、あまりセックスをせず、一緒に飯を食ったり、出かけたりする関係だった。
身勝手な話だ。男は種を撒く生き物で、よさげな畑を見ると、前の畑のことを忘れてしまう。
「我ながら酷いヤツだ。こりゃこの先揉めるかもしれん」
自分がしでかしたことだから、これは仕方ない。
女性が車を見つけ、俺に手を振った。
「じゃあ、またね」
可愛いのだが、何だか遠くに感じる。
車が去るのを見ながら、自分の車のある駐車場の方に歩き出す。
三十メートルほど歩いたところで、雷に打たれた。
「ありゃ。俺には小さい息子がいるぞ」
それも、まだ一歳かそこらだ。
「それなら、俺にはさっきの子でもA子でもない、別の女房がいるってこった」
仕事柄、家を空けて、外に出ていることが多いのだが、妻子は家に置きっぱなしだった。
妻は月に数度しか返って来ない夫のことをじっと待っているのだろう。
「ゲゲゲ。俺はそんな酷い奴だったのか」
「臍の上下は別の人格」とはよく言ったものだ。
その場の状況を見て、臍の下がしゃしゃり出て来る。
「何が驚いたかと言って、妻子のいるのが頭からすっかり抜け落ちている俺自身のことに驚いたよな」
自分自身に呆れる。
ここで覚醒。
夢に出る自動車は「性的な関係」を指すことが多い。
三十台なら、下半身が先走ることがよくある。
このところの男優と女優の不倫報道が夢に影響したと思える。
「あれはこんな状況か」と想像したわけだ。