新刊・連載情報
◎『鬼灯の城』再開に向けて 「浅野庄左衛門のこと」 浅野庄左衛門は、浅野長吉の家来で、盛岡藩とは縁の深い人物だ。 しかし、藩史に断片的に記述されているだけで、どのような人物かはほとんど知られていない。 忌み名も「忠政」の他、数通りが伝えられてお…
◎『北奥三国物語 鬼灯の城』 これまでのあらすじ(杜鵑女編) 杜鵑女(とけんにょ)は元の名を夕月(ゆうづき)と言う。薬種商人の家に二女として生まれ、他に姉と弟の姉弟二人がいる。 夕月が四歳の時に、父親が重い病を患い、商いが立ち行かなくなった。 両親…
◎『鬼灯の城』 女性の境遇 4ヶ月前に渡した原稿がようやく紙面に(8月2日)。 ここでやっと本来のテーマが明らかになります。 平安時代には、南アジア型の女系社会で、女性の地位が高かったのに、武士の台頭と共に、その地位が下がって行きます。 杜鵑女…
◎「古貨幣 迷宮事件簿」の追加 「九戸戦始末記 北斗英雄伝」のホームページに、おまけページ「古貨幣 迷宮事件簿」を追加しました。 こちらは事実上のスポンサーページとなります。 次回の出版が迫って来ましたので、資金調達のため、骨董品や古貨幣を売却す…
◎北奥三国物語 鬼灯の城 宿敵の章(要約) ※盛岡タイムス紙にて合戦中 天正十九年三月の初め。 目時孫左衛門(孫左)は南部信直に呼び出された。 目時父子は独断で釜沢を攻めた結果、自領を失った。信直が示したのは、孫左を家臣団から外すという下命であっ…
◎釜沢淡州の伝説 釜沢淡州・小笠原淡路守重清について、史実として語られるのは「九戸一揆には両陣に不参だったこと」と「それを理由に一揆直後に攻められ、滅んだこと」の二つだけです。 断片的に落城の様子を伝える話もありますが、どうやら後世の人が書い…
◎(「鬼灯の城」) 東彦八郎は誰? 戦国時代の北奥には「東中務」が頻繁に登場します。 まず『北斗英雄伝』のHPより紹介文を引用すると、下記の通りです。 「東中務尉信義。初め直義とも伝えられる。後の朝政。通称は「中務」で東中務政勝の孫である。 南部…
先ほど、『九戸戦始末記 北斗英雄伝』のウェブページを更新しました。 『北奥三国物語 鬼灯の城』のご案内が追加されております。 この数年間は、入退院を繰り返していましたが、ひとまず復帰します。 もちろん、体調としては3分4分ですが、何とか戦える状…
: ◎「文字化け」に感謝したい気持ち 机の脇に正月の新聞が置いてあったので、つい目を遣ると、図の中の表記がおかしくなっていました。 「南武」× → 「南部」○ 一瞬、誤変換かと思いヒヤッとしたのですが、考えてみなくとも、当方がそういうミスをするわけ…
◎北奥三国物語 鬼灯の城 恩讐の章(要約) 重清は三戸から釜沢に帰館すると、直ちに小保内三太郎を宮野城に向かわせた。 南部信直が宮野城を攻める準備をしていることを九戸政実に報せるためである。 書状を眼にすると、政実は自らが問い質すべく三太郎の前…
: ◎盛岡タイムス紙 1月4日付 『北奥三国物語 鬼灯の城』 前半のあらすじ 早坂昇龍 ◆「呪い師」 二戸釜沢館主・小笠原重清(釜沢淡州)の館に杜鵑女(とけんにょ)が現れた。 杜鵑女は師に破門された破戒巫女で、放浪の挙句、釜沢館の搦手門の前で倒れていた…
◎早坂昇龍『北奥三国物語 鬼灯の城』(七)汚名の章 要約 (盛岡タイムス連載中) 和議の儀の前日。 杜鵑女と桔梗は、互いに相手を毒殺する方法を思案する。 また釜沢館、目時館の双方で、互いに相手を攻め落とす手順を密儀した。 当日になり、杜鵑女が隣室…
◆盛岡タイムス 連載中 北奥三国物語 鬼灯(ほおずき)の城(六)陰謀の章 (要約) 天正十九年一月三日。 小笠原重清は、九戸政実の催す年賀式に出席すべく、総勢五名で釜沢館を出発した。 昨日からの降雪で、重清一行は馬橇を使用したが、それでも平常の三倍の…
◎ついに『無情の雨』に着手 ようやく体力が伴って来たので、『戦国伝奇 無情の雨』に着手しました。 本作は短中編集ですが、総ての作品の主役が「赤平虎一」になっています。 赤平虎一(通称:赤虎)は、『九戸戦始末記 北斗英雄伝』の第1巻に登場する悪役…
◎『北奥三国物語 鬼灯の城』 第五章 業火(要約) ;盛岡タイムス連載中 馬渕川の戦いから半月後、釜沢館を九戸政実が訪れる。政実は四戸一族による讒言を受けていたが、重清の真意を確かめるべく、工藤右馬之助を伴って訪館したのだ。 重清が戦いについて語…
◎『北奥三国物語 鬼灯の城』 4)「過流」の章 (あらすじ):盛岡タイムス連載中 天正十八年十二月に至り、釜沢館を沼宮内(河村)治部が訪れる。 治部は開墾や用水路普請について、指南を受けに来たのだ。 しかし、折悪しく、ちょうどその時に、領境でいざ…
◎駒田信二先生の思い出 駒田信二先生は、中国文学の研究者で翻訳家です。『三国志』など著書が多数あります。 大学時代に、文学部で非常勤講師をしておられたので、私は2年生の時に聴講しました。 科目は「中国文学」で、主に『聊齋志異』の解説でした。 『…
: 取材のため、1週間ほど岩手・秋田・青森に行って来ました。 追って詳細を報告します。 画像は、小笠原重清の館があった岩手県二戸市釜沢付近です。
◎『鬼灯の城』の話の流れ 現在、『鬼灯の城』は、盛岡タイムス紙上で次のように進行しています。 1)「呪い師」 釜沢館主・小笠原重清の許に、破戒巫女である杜鵑女(とけんにょ)が現れた。 杜鵑女は師の柊女によって破門され、流れ巫女として、釜沢館の搦…
12月4日より、盛岡タイムス紙上で、『北奥三国物語 鬼灯の城』が始まりました。 当面、木日の週2日掲載となるようです。 史実として残っているのは僅かです。 天正末期、釜沢の小笠原重清は、三戸南部と九戸のいずれにも加担しなかった。 戦が終わった後…
盛岡タイムス 平成28年12月より連載開始 早坂昇龍 『北奥三国物語 鬼灯の城』 概要 (※「鬼灯」は「ほおずき」と読む) 時は天正末期。釜沢の小笠原重清は、九戸一揆に際し、九戸三戸のいずれの側にも参陣しなかった。戦争終結後、三戸南部に接収されよ…
十ヶ月近くに及んだ闘病生活も、ようやくひと区切り。 『北斗英雄伝』の公式ホームページの更新を開始しました。 まあ、少しでも無理をすると、再び「寝たり起きたり」の生活に逆戻りですので、慎重に進めるつもりではいます。 この半年で、書くべき作品のコ…
◎鳥谷ヶ崎情夜 ─ポルタ・オルカス─ コンセプト 文禄年間のこと。奥州鳥谷ヶ崎城の主(城代)は表向き北秀愛となっていた。 しかし、秀愛は九戸一揆の際に重傷を負い、数年の間、寝たきりで、こん睡状態のままだった。 秀愛の父である北信愛は、息子の回復を…
◎ 昔、男ありき 『九戸戦始末期』の冒頭で、主人公の五右衛門が盗賊と出会い、これを倒す場面があります。盗賊は「赤平虎一(赤虎)」という名で、三戸から岩泉までを荒らす「毘沙門党」の首領でした。 赤虎はあっさり殺されてしまうのですが、その後、この…
5月5日より、盛岡タイムス紙で『不来方情夜』が始まっています(月木掲載)。 この作品は、夫・昇龍と妻・アンナの共作になります(記名代表は早坂アンナ)。 [物語のあらすじ] 奥州岩手郡(いわてのこおり)日戸(ひのと)郷の侍・日戸佐助は郷里への帰路の途…
◎『黄昏の城』のコンセプト この話の「城」とは、八戸根城(「ねじょう」と読む)のこと。 八戸薩摩政栄(まさよし:まさひで)の人生は、譲歩につぐ譲歩の連続だった。 北奥にあり、南部一族の正当な家柄にあるのだが、自らは養子で、かつかなり若い頃から…
◎早坂アンナ『不来方情夜』 内容紹介 (大まかなあらすじ) 奥州岩手郡(いわてのこおり)日戸(ひのと)郷の侍・日戸佐助は郷里への帰路の途中で、女盗賊の紅蜘蛛の一行を目にする。紅蜘蛛は総勢四騎でどこかに向かうところだった。 盗賊を捕縛すべく佐助が密か…
長らく中断していましたが、『九戸戦始末記』シリーズの執筆活動を再開します。 闘病生活が続いており、長編の執筆は困難と考え、これまで作業を控えていました。 状況はほとんど変わりませんが、短中編に区切り、1話完結型でまとめて行く方法もあります。 …
22日木曜から「明治橋奇譚」の連載が始まっていました(盛岡タイムス)。 「明治橋奇譚」は、井ノ川(井上)円了と森下(森)林太郎(鴎外)が、幽霊退治のため明治橋を訪れる話です。 明治橋の上で、2人は「非仏」(新渡戸仙岳)と名乗る男に、津志田遊…
『夢幻行季^夢のかけら─』は、アマゾンでも簡単に買えるようになりました。 内容は、主にこのブログに記載した『夢の話』を小説に直したもので構成されています。 母親が雪女だった男の話(『雪女』) バイクで転倒した後、悪魔に会う男の話(『約束の場所…