2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
舌銭類の比較検証と作業仮説 ◎めくるめく八戸銭の世界 その3 舌千類の形成過程 さて、八戸方面銭のうち、葛巻鷹ノ巣(鷹巣)銭の銭種については、概ね予測が可能である。 古銭会等で、よく口頭で説明したのは次の事実だ。 ・葛巻町の中心部で発見された鉄銭…
ミラノ風(要するにミートソース) ◎ミラノ風 画像は「茄子と挽肉のスナコンタオ」でミラノ風パスタ。 見栄えは悪いが、味は大丈夫。 当方は料理が下手で、何をやってもダメなのだが、こいつだけは何となくコツが分かる。と言うより、これしか出来ない。 子…
◎寒い時に気を付けること 看護師のサトウさんの弟が、つい最近、心筋梗塞になったそう。 弟御はアラ50歳で、単身者。食事に気を遣うこともなければ、煙草も吸っていたらしい。それも1日に2箱ずつだから、かなりヘビーな方だ。 冠状動脈が二本塞がったが…
1月27日撮影 ◎もし市中で感染者が出ると 今日の病棟での話題。 もし帰還者やクルーズ客の他に、感染経路の分からない患者が市中で出始めると、どうなるか。 ・マッサージ店、エステ店は半年以内に総て無くなる ・床屋もかなりヤバイ 要するに、客との接触…
◎扉を叩く音(続) 「毎年、秋から冬にかけて、深夜、玄関の扉を叩く音が聞こえる」話の続きです。 このスレッドはもう終わったかと思っていたのだが、まだ続くらしい。 2月12日20時11分の記録。 二階で仕事をしていると、玄関のドアレバーが「ガチャ…
◎夢の話 第778か9夜 娘と同級生 12日の昼に30分ほど居眠りをした時に観た夢です。 我に返ると、教室の中で椅子に座っていた。 周囲には、高校生らしき男女が同じように座っている。 「どうなってんだ?」 横を見ると、隣にいたのは俺の娘だった。 「おお…
2月11日撮影 ◎普通の出来事(478) 火曜の朝方には、若かりし頃の楽しい夢を観ていたのだが、唐突にその夢が分断され、神社の鳥居が現れた。 その鳥居の上の方から、二人の女がゆっくりと降りて来る。 黒い服をまとった女たちだ。 左側の女はもはや高齢に…
◎「三途の川」の話 病棟の隣のベッドの「ガラモンさん」の実体験だ。 ガラモンさんはちょうど一年前に心筋梗塞を発症した。冠状静脈が一度に総て塞がったので、見る見るうちに心停止まで進行した。 すぐに開胸手術を受けたのだが、その間は人工心肺を掛けら…
◎めくるめく八戸銭の世界 その2 製作・仕様を眺め直す 八戸方面銭を「仕上げ方」の観点で並べ直すと、何が見えて来るのか。 今回はそんな話だ。 葛巻鷹ノ巣(鷹巣)の基本銭種は、石巻背千字銭を伝鋳したもので、1)そのまま鋳写したか、または2)輪に磨輪…
自作マスクの製作手順 ◎マスクを自作してみた 今やマスクはどこを探しても売っていない。 医師は「マスク繊維の目はウイルスより大きいから、それほど役に立たない。直接の飛沫を防ぐ意味しかない」と言う。 そこで気が付いた。 それじゃあ、「飛沫を防ぐ」…
◎専門バカの極端な話 その2 官僚 船の乗員乗客の全員検査をしない予定なのに、船内に閉じ込めて置いたら、その間に感染が広がってしまう。後で「自分が感染したのは閉じ込められたせい」と訴えられること必至だ。 症状が無い人に「何もしない」なら、早く船…
◎出張強盗 昨夜の午前0時過ぎのこと。 家人が居間でテレビを観ていると、玄関の方で微かに「カチャ」という音が響いたそうだ。 当家の玄関は引き戸式だから、ちょうどドアノブをそっと引くとそんな音になる。 家人は「娘(長女)が帰って来たのか」と思った…
八戸背盛 母銭 ◎八戸銭の背盛 かなり前のこと。 花巻のNコインズに行くと、Oさんが少し興奮した声で「これ見て」と寛永銭を出した。 「これは何?」 これは何って言われても背盛の母銭ですわ。 かなり小さいので、本銭ではなし。 手に取ってしげしげと見る…
◎専門バカの極端な話 専門職は自分の分野にのめり込んでいるから、そこしか見えなくなることがある。 周囲の状況や自身の発信がもたらす影響まで気が回らなくなるのだ。 そこで、往々にして後ろに「バカ」と付けられる。 とりわけ、医師はその代表格だ。 そ…
奇妙な密鋳銭 ◎めくるめく八戸銭の世界 その1補足 輪幅を基準とする配分比について少し補足する。 最初の画像は、いずれも寛永一文銭の密鋳鉄銭だ。 小吹きの炉で作ったらしく、不揃いで出来が悪い。 その中に左端の品が混じっていた。 当初は「中国(渡来…
八戸方面銭の展開例 その1 ◎めくるめく八戸銭の世界 その1 東京で八戸銭の話をしたことが一度もない。 おそらく「興味を持つ人が一人もいない」と思うからだ。 一応、念のため、いわゆる「仿鋳背千」の母銭をさりげなく見せるのだが、反応があったことはほ…
2月6日撮影 ◎呼ばれる(477) 疑問が解決し、自分なりに納得したので、しばらくの間、お寺にも神社にも行かなかった。「何故」が解消されたので、差し迫った必要性を感じなくなったのだ。 昨年は体の具合が悪く、神社猫のトラを心の支えにしていたが、…
「改造母」と「黄銅写し」の比較 ◎「密鋳当百改造母銭」 謎解きのゲーム その7 (3)まとめ 北奥地方に見られる幾つかの当百銭鋳造パターンを眺め渡してみると、冒頭の「密鋳改造母」の風貌や仕立て手法は、「黄銅写し」に酷似している。 そこで、さらに両…
その他の写し ◎「密鋳当百改造母銭」 謎解きのゲーム その6 ト)その他の写し さて、次はこの地域周辺で作られた当百銭を幾つか取り上げてみる。 ⑯は、いわゆる「蝦夷写し」と呼ばれるものである。北海道には開拓農民が多数入植したが、その時に貨幣を持参…
鋳所不明銭 「南部写し」 ヘ)南部写し さて、藩が鋳銭に係ったものと、その型を利用したものを眺めて来たが、冒頭の改造母銭は、そのどれとも似ていない。 そこで、鋳所不明銭のなかから、この地域に深く関わっていると見られるものを点検してみる。 ここで…
称浄法寺銭の「半仕立て」と「鋳放し」 ヘ)半仕立て 「半仕立て」は「称浄法寺銭」群の中の途中まで仕上げた段階のものを指す。 多くは穿内の処理が非常に軽い。一方向のみ刀が入っている場合があるが、いずれも棹を通した痕跡がない。一枚ずつ、必要最低限…
盛岡藩当百銭 「本銭C」と「中間種」 ニ)「本銭C」 多くの収集家はその品が「どこから出たか」に気を払わない。入札やオークションで買う分には、そういう情報を教えてくれないからだが、実は「出自」(その品本来の氏素性)を知る上でそれは重要な情報のひ…
盛岡藩の当百銭 本銭AB ◎「密鋳当百改造母銭」 謎解きのゲーム その2 (2)関連品を探す 発見場所付近、すなわち旧南部領(盛岡、八戸)で見られる密鋳銭の仕様から、類品を探してゆく。 当品の発見地は岩手県北部であるから、当地の密鋳銭を中心に見て行く…
全体が摩耗した当百銭 ◎「密鋳当百改造母銭」 謎解きのゲーム その1 かなり前のことだが、岩手県内で当百銭を八百枚程度入手したことがある。 すべて藁通しで、少なくとも戦前に括られたものである。 その中に、1枚だけ表面がつるんとしたこの品があった。 …